静脈内鎮静法のリスク
静脈内鎮静法のリスクはほとんどありません。安心して受けていただけます。
当院では、麻酔薬は患者さんが処置を覚えているか覚えていないかのギリギリのところを狙って使いますので、鎮静が深くなり過ぎることはありません。
時々、手術の終盤になって薬が切れて意識が戻ってしまうこともあります。その場合は、もう縫合の段階ですので新たにお薬を追加せずゆっくりと覚ましていきます。
静脈内鎮静法を行うには、それ相応の設備が必要
静脈内鎮静法を行える医院の場合、それ相応の設備を整えています。通常の歯科医院では配備されていないモニター(血圧・脈拍計、心電図、経皮的酸素飽和度計)や点滴の薬剤、緊急用の薬剤、人工呼吸の設備などがそれです。

また、設備とあわせて医師の人数も必要になります。通常、インプラント治療は1~2人の医師とアシスタント2名で行いますが、静脈内鎮静法を併用する場合は別に鎮静をかける麻酔医が必要になります。ほとんどの場合、静脈内鎮静法による不具合は起こりませんが、些細な事があったとき対処できる人材がそ ろっているのかということが一番大切であると考えます。
当院では、処置時、3名の医師が注意深く患者さんの様子を観察していき、問題がある場合は処置自体を中止するつもりで行っています。緊急用の薬剤(血圧を上げたり、下げたりするお薬や、薬剤アレルギーに対処するお薬)を用意し、その処置ごとにすぐに使えるように注射器に引いておいておきます。さらに、全身麻酔に使う、気管内挿管チューブ、酸素吸入器、AEDもすぐに使える状態にしています。
怖がらせるように聞こえるかもしれませんが、万が一の場合を考えて準備を怠らないことはプロとしての役目であると考えますし、われわれに身をゆだねて下さる患者様への責任であると考えています。我々は、注意を怠ることなく安全な治療に努めます。
ちなみに、静脈内鎮静法は、すべての医院で行うことができるものではありません。

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