ジルコニアインプラント
金属を使用しない、より体に優しいインプラント

現在行われているインプラント治療では、ほとんどの場合、純チタンやチタン合金のインプラントを使用します。チタンは金属の一種ではありますが、非常に金属アレルギーを起こしにくい安全な素材で、軽く、耐久性に優れ、かつ骨と強固に結合するため、インプラントの素材としては非常に優れています。
チタンはその安全性の高さから、医療の現場でも骨折した部分を固定するプレートやボルトなどにも使われており、ほとんどの場合、問題を起こすことはありません。
ただし、ごく稀にチタンでも金属アレルギーを起こすという報告があり、そのような懸念がおありになる方、またなるべく金属を避けたい、という方向けに、当院では、スイスの一流メーカー、SDS製のジルコニアインプラントも導入しています。
SDSジルコニアインプラント
スイス製世界トップシェアのジルコニアインプラント

ジルコニアインプラントの特徴
ジルコニアインプラントは優れた特徴を持っているため、次のような多くのメリットがあります。
安全性が高くアレルギーリスクがない
インプラント周囲炎を起こしにくい
ジルコニアは人工ダイヤモンドとしても利用されているように、非常に硬く、傷がつきにくいので、歯周病の原因となるプラークを寄せ付けません。また、SDSジルコニアインプラントは、歯肉との結合が強固であるため、歯茎の溝から感染を起こして歯周ポケットを作る、ということが起こりづらくなっています。
その結果、インプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」を起こしにくくなり、インプラントをより長く持たせられる可能性が高くなります。
強度に優れる
ジルコニアは別名「白い金属」とも呼ばれているように、金属に匹敵するほどの強度を持っています。そのため、金属と同様、滅多に折れることはありません。
特に当院が採用しているSDSジルコニアインプラントは、従来のジルコニアインプラントよりも破折しにくくなっていますので、長期的に問題なくお使いいただけます。
審美性に優れる
ジルコニアは、チタンと異なり白い色をしていますので、より審美的な治療が可能になります。チタンの場合、前歯に使用すると、年齢とともに歯茎が下がってきた際に、チタンの部分が露出してしまったり、歯茎が薄い場合には色が透けて見えてしまうことがあります。
SDSジルコニアインプラントの場合、全てのパーツが白い色でできていますので、もし歯茎が下がった場合でも目立つことなく、より見た目よく治療することができます。