1日で噛める綺麗な歯を手に入れたい

虫歯や歯周病などで、すでに多くの歯を失ってしまった方や、入れ歯をお使いの方にお勧めの治療法が、「オールオン4（All-on-4）」と「ザイゴマ」です。いずれも、「手術の当日に噛める歯が手に入る」治療法です。最低4本のインプラントですべての歯を支えるので、治療期間や費用を大幅に抑えることが可能です。

オールオン４（All-on-4）とザイゴマインプラントがどれだけ画期的な事なのかを、その他の治療法と比較しご紹介します。

• 通常の「インプラント治療」との違い
• 通常の「総入れ歯」との違い
• 通常の「総合歯科治療」との違い

「インプラント」とオールオン4（ザイゴマインプラント）との違い

上顎の歯を14本失った場合、従来のインプラント治療では14本のインプラントを埋入する必要があります。通常、上顎のインプラント治療は1本あたり約6か月かかると言われています。もちろん、1本ずつ6か月ごとに埋入するわけではなく、複数本のインプラントを段階的に埋入しますが、全ての治療が完了するまでには数年かかることもあります。さらに、通常のインプラント治療では、インプラントを埋入した後、骨にしっかり固定されるまで数か月待ってから歯を装着するため、その間「歯がない期間」が生じます。

一方、オールオン4（All-on-4）やザイゴマインプラントは、わずか4本のインプラントで14本の歯を支える治療法です。手術当日に歯を装着するため、通常のインプラント治療のような「歯がない期間」がありません。また、全体の治療期間も3か月から6か月程度と大幅に短縮されます。

上顎14本の歯がないケース

	インプラント	オールオン4／ザイゴマ
埋入本数	14本	4本
治療期間	数年	3〜6ヶ月
歯がない期間	ある	ない （手術当日に歯が入る）
治療費	1本40万円換算 14本×40万円=560万円（税別）	240万円〜（税別） ※当院の場合

「総入れ歯」とオールオン４（ザイゴマインプラント）との違い

上顎14本の歯がないケース

	総入れ歯	オールオン4／ザイゴマ
治療期間	1〜3ヶ月	3〜6ヶ月
噛めるまでの期間	1〜3ヶ月	オペ当日
治療費	自費の場合は40〜200万	240万円〜（税別） ※当院の場合
使い心地	外れたり、痛みが生じることがある。	自分の歯と同じ使い心地
外科処置	不要	必要

費用や治療期間に関しては「入れ歯」の方がメリットがありますが、それ以外に関しては「オールオン４」に多くのメリットがあります。また、入れ歯もオールオン４も「噛めること」が一番重要視されると思いますが、その点に関しては、天然歯以上にしっかり噛めるオールオン４が圧倒的です。また、「見た目の美しさ」に関してもオールオン４が圧倒的な優位性を持ちます。

「総合歯科治療」とオールオン４（ザイゴマインプラント）との違い

歯がほとんどない方や、歯や噛み合わせの問題が多くある場合は「総合歯科治療」が選ばれることがあります。これは、歯がない期間や歯が損傷している期間が長いと、噛み合わせなどの口腔内のバランスが大きく崩れてしまい、通常の歯科治療では対応できなくなるためです。総合歯科治療では、虫歯、歯周病、咬合、矯正、欠損補綴等、様々な治療法を駆使します。総合歯科治療とオールオン４の違いは下記になります。

上顎14本の歯がないケース

	総合歯科治療	オールオン4／ザイゴマ
治療期間	数年	3〜6ヶ月
歯がない期間	ある	ない （手術当日に歯が入る）
治療費	400万円以上かかることが多い。 ※矯正やインプラント、歯周外科などの総合的な治療を行うため	240万円〜（税別） ※当院の場合
肉体的負担	非常に大きい ※さまざまな治療を施すため	1回の手術のみ
精神的負担	非常に大きい ※さまざまな治療を施すため	1回の手術のみ

このように総合歯科治療は、患者さんの肉体的／経済的負担が大きくなりますが、オールオン４はそうではありません。ケースによっては総合歯科治療を選択せざる得ないこともありますが、多くはオールオン４で対応可能です。

オールオン４で対応可能な場合であっても、その医院がオールオン４に対応していなければ、どうしても総合歯科治療の選択にならざる得ないのですので、その場合は、オールオン４に対応してる医院にセカンドオピニオンをされることをお勧めします。