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2026年9月4日
インプラントを歯ぎしりから守るマウスピース対策については、患者様によって受け止め方が大きく分かれます。体調を崩しやすいこの時期は、知らないうちに歯を食いしばっている方が増える季節でもあります。
「せっかくインプラントを入れたのに、歯ぎしりで駄目にならないか心配」というご相談を、宇和島市や八幡浜市、高知県の四万十市などからご来院の患者様から数多くいただきます。結論から申し上げると、歯ぎしりがあってもインプラントは長く使えます。ただし、力への備えが不可欠です。
この記事では、歯ぎしりがインプラントに与える影響、マウスピース(ナイトガード)の役割と選び方、そしてコンピュータによる精密ナビゲーション手術がなぜ力の強い方に向いているのかを、専門用語を使わずに整理してお伝えします。

目次
インプラントを長持ちさせるうえで、細菌よりも先に注意すべきなのが「力」です。歯ぎしりや食いしばりのある方は、対策の有無で予後が大きく変わります。
なぜかというと、インプラントと天然の歯の構造の違いにあります。天然の歯は根の周りにクッションのような繊維があり、噛む力をわずかに逃がすことができます。一方インプラントは骨と直接くっついて安定する仕組みのため、このクッションがありません。
つまり、加わった力がそのまま骨と部品に伝わります。日中の噛む力が体重程度だとすると、就寝中の歯ぎしりではその数倍の力が長時間かかることもあります。
たとえば、農作業や漁業のように力を込める場面が多い生活を送っている方、デスクワークで集中する時間が長い方は、日中も無意識に歯を接触させている傾向があります。力への対策こそが、インプラントを10年、20年と使い続けるための土台だとお考えください。
ポイント|歯ぎしりは病気ではなく体のクセです。無くすことより、力を上手に逃がして分散させる設計と装置で守るという考え方が現実的です。
歯ぎしりの多くは音が出ません。だからこそ、体に残るサインから読み取ることが大切です。
歯ぎしりには、横にすり合わせるタイプ、強く噛みしめるタイプ、カチカチと接触を繰り返すタイプがあります。音が出るのは主に横にすり合わせるタイプだけで、噛みしめ型は家族に指摘されることもありません。
そのため、ご自身の体に現れる変化を手がかりにする必要があります。
| チェック項目 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 朝、顎やこめかみがだるい | 就寝中に筋肉が働き続けている |
| 頬の内側や舌のふちに線状の跡 | 強い噛みしめによる圧迫 |
| 前歯や奥歯の先が平らにすり減る | 横方向のすり合わせ |
| 詰め物が何度も外れる、欠ける | 特定の歯への力の集中 |
| 歯の根元がくさび状にへこむ | 力によるたわみの影響 |
| 肩こりや頭の重さが慢性的 | 咀嚼筋の緊張が続いている |
当院では、お口の立体的なレントゲン(歯科用CT)で骨の厚みと質を確認し、あわせて噛み合わせの接触点を色で見える化して、どこに強い力がかかっているかを診断します。
治療前にこの情報を把握しておくことで、インプラントを植える本数や位置、人工の歯の材料選びまで、力に合わせた計画を立てられます。
歯ぎしりのある方にとって、就寝時のナイトガードはインプラントを守る保険のような存在です。装着の習慣がある方とない方では、人工の歯の破損率に明確な差が出ます。
その理由は、力を一点に集めず面で受け止めるからです。ナイトガードを入れると上下の歯が直接ぶつからず、力がプレート全体に広がります。
また、装置が少し滑ることで横方向の力も逃がしやすくなり、インプラント内部のネジや骨への負担が減ります。
| 種類 | 特徴 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 硬いタイプ | 薄くて丈夫。噛み合わせの調整がしやすく耐久性が高い | 力が強い方、インプラントを複数入れている方 |
| 柔らかいタイプ | 装着感がやさしく慣れやすいが、すり減りが早い | 初めて使う方、違和感に敏感な方 |
| 市販の既製品 | 調整ができず、当たり方が偏る場合がある | インプラントの保護目的には推奨しません |
大切なのは、作って終わりにしないことです。ナイトガードは使用とともにすり減り、噛み合わせも少しずつ変化します。半年に一度は当たり具合を点検し、必要に応じて調整することで、守る力を保ち続けられます。
歯ぎしりのある方のインプラントは、最初に固定する位置と角度で将来が決まります。だからこそ、当院ではコンピュータによる精密ナビゲーション手術(X-Guide)を活用しています。
この方式は、手術中に画面上で今どの位置にどの角度で、どの深さまで進んでいるかをリアルタイムで確認しながら進めるものです。
お口の立体的なレントゲンで作った計画を、実際の口の中でそのまま再現できるため、骨の厚い方向に沿ってまっすぐ固定しやすくなります。
たとえば奥歯の骨が細い方でも、計画段階で安全な通り道を見つけ、その1本の線を画面で追いながら進められます。
結果として、力の強い方でも安定して噛める土台をつくることができます。腫れが少ないことは、宿毛市や土佐清水市など長距離を運転して帰られる方にとっても大きな安心につながります。
ポイント|歯ぎしり対策は「正確に固定する手術」「力を逃がす人工の歯の設計」「就寝時のナイトガード」の3本柱で考えると失敗が減ります。
遠方からご来院いただく方ほど、日常のセルフケアと通院ペースの設計が重要になります。当院では移動時間を考慮した予約の組み方をご提案しています。
というのも、通院の負担が続くと定期点検が途切れやすく、ナイトガードの調整や噛み合わせの確認が遅れてしまうからです。
そこで、カウンセリングと精密検査を同日に行う、手術後の確認と型取りをまとめるなど、1回の来院で複数の工程を進める計画を立てています。
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科は、エミフルMASAKIから車で5分の場所にあります。宇和島市、八幡浜市、大洲市、愛南町、そして高知県の宿毛市、四万十市、土佐清水市からご来院いただいた実績があり、インプラントと歯ぎしりの両方をまとめてご相談いただける体制を整えています。

歯ぎしりがあってもインプラントは諦める必要はありません。大切なのは、力を正しく受け止める設計と、就寝時のナイトガード、そして定期的な点検の三つを続けることです。
コンピュータによる精密ナビゲーション手術で骨の丈夫な部分に正確に固定すれば、強い力にも耐えやすい土台がつくれます。南予・高知エリアからのご相談も、まずは無料カウンセリングでお聞かせください。
この記事の監修者
鎌倉 聡
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長/歯科医師
日本口腔インプラント学会 専門医、ICOI国際インプラント学会 専門医・指導医、日本歯周病学会 歯周病専門医
最終監修日:2026年8月25日
出典・参考資料
この治療は自由診療です(保険適用外)
標準的な費用:臼歯 1本 506,000円(税込)/前歯 1本 550,000円(税込)。骨を増やす手術(GBR)を併用する場合は1本につき88,000円(税込)、ソケットリフト88,000円(税込)、サイナスリフト440,000円(税込)、ブロック骨移植1本220,000円(税込)が加算されます。
治療期間・回数:標準的な治療期間は3〜6か月、来院回数は5〜7回程度が目安です。骨を増やす処置を併用する場合はさらに数か月かかります。
リスク・副作用:副作用・リスクは術後の腫れ、痛み、出血など。まれに神経の損傷によるしびれが生じることがあります。インプラント周囲炎を防ぐため、治療後も定期的なメインテナンスが必要です。
費用は2026年8月時点のものです。治療結果には個人差があります。詳細は診察時にご説明いたします。
| 医院名 | 愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 |
| 住所 | 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806 |
| 電話 | 089-984-0002(予約制) |
| アクセス | エミフルMASAKIから車で5分 |
| 公式サイト | kamakura-dental.jp |
| 曜日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 9:00〜13:00 | 14:00〜18:00 |
| 土曜 | 9:00〜13:00 | 14:00〜17:00 |
| 日・祝 | 休診 | |
鎌倉 聡(かまくら さとし)
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長
「一生自分の歯で美味しく食事ができる喜びを」をモットーに、デジタル設備(iTero・歯科用CT等)を活用した精密治療を提供。インプラント治療と成人矯正においてインプラント症例数6,000件以上(2006年4月〜2025年7月)、矯正治療実績1,753件(2014年〜2025年)を有する。
松山市・伊予市・松前町の患者様が中心ですが、南予地域や東予地域、高知県からお越しになる方も少なくありません。
遠方の方もお気軽にご相談ください。
\ 24時間受付中 /
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
