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2026年9月28日
インプラントの相談で医院を比べるとき、多くの方は費用と実績を見ます。設備の写真を見比べる方もいるでしょう。
ただ、ほとんど話題にならないのに結果を左右する要素があります。歯を作る技工士が、どこにいるかです。
インプラントは、骨に埋める部分と、その上に載せる歯の2つで成り立っています。手術がうまくいっても、上に載る歯が合わなければ噛めません。その歯を作るのが歯科技工士です。

一般的には、型取りのデータを外部の技工所へ送り、出来上がったものを受け取ります。技工士が患者様を見ることはありません。
これ自体は標準的な進め方で、問題があるわけではありません。ただ、いくつかの場面で制約が生まれます。
| 場面 | 外部に依頼する場合 |
|---|---|
| 色を合わせる | 写真と色見本の番号で伝えます。実物を見ての判断はできません |
| 形を微調整する | 送り返して作り直すため、日数がかかります |
| 装着時の手直し | その場では歯科医師が削って調整します |
| 意図を伝える | 指示書と模型を通じて伝えます |
技工士が同じ建物にいる場合、いちばん大きいのは患者様を直接見られることです。
歯の色は、写真では正確に伝わりません。周りの歯の透明感、光の当たり方による変化、笑ったときにどこまで見えるか。実際にお顔を見て確認できると、合わせ方が変わります。
噛み合わせも同様です。噛んだときにどこが強く当たるかは、模型の上だけでは分かりきりません。装着の場に技工士がいれば、その場で削り、その場で確かめられます。
そしてやり直しの回数が減ります。作って、合わせて、直す。この往復が院内で完結すると、患者様の来院回数も減ります。

ここは注意が必要です。「院内技工士がいます」と書かれていても、実態はさまざまです。
相談の際は、次のように聞いてみてください。
装着の日に、技工士は立ち会いますか。色合わせのときに直接見てもらえますか。手直しはその日のうちにできますか。
在籍しているかどうかより、その場に関われる体制になっているかが実質的な違いです。逆に、外部の技工所であっても連携が密であれば、同等の結果になることもあります。
医院によって考え方が異なります。当院の費用については記事末に記載しておりますのでご確認ください。ご不明な点はカウンセリングの際にお尋ねください。
できます。むしろ仮の歯の段階で形や高さを詰めておくほうが、最終的な歯の完成度が上がります。仮の状態で生活していただき、噛みにくさや発音のしづらさがあればお知らせください。その情報が最終の設計に反映されます。
前歯はもっとも難しい部位です。色だけでなく、歯ぐきの形、隣の歯との境目、光の透け方まで関わります。ご希望があれば、装着前に鏡でご確認いただき、納得いただいてから進めます。
1回の来院でまとめられる工程は、まとめてご案内しています。松前町・伊予市以外からお越しの方には、ご都合を伺ったうえで日程を組んでいます。
医院を比較する際、どうしても手術に目が向きます。ただ、患者様が毎日使うのは、その上に載る歯のほうです。
噛みにくい、色が浮いている、食べ物が挟まる。こうした不満は、埋める工程ではなく作る工程から生まれます。どんな体制で歯を作っているのかを尋ねることは、比較の材料として理にかなっています。
この記事の監修者
鎌倉 聡
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長/歯科医師
日本口腔インプラント学会 専門医、ICOI国際インプラント学会 専門医・指導医、日本歯周病学会 歯周病専門医
最終監修日:2026年9月10日
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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